聖マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが「精神復活運動」を創始したのは、一九五七年の年末のことでした。古代のヴェーダの叡智、その真髄である「超越瞑想」の普及をとおして、人類の歩みを、幸福と平和、より高い精神性の方向へと変えるためでした。
TM(超越瞑想)は命の本質であり、ヴェーダ(知識)の核心でもある「純粋存在」を体験するための方法です。TMの実践をとおして、私たちは心の海の奥底に「純粋存在」を体験し、その場の価値、無限の幸福や創造性、知性を日常に引き出すことができるのです。
「幸運な人々、人生において苦しみたくない人々は、自分自身の内側を探求してみてください。なぜなら、至福の海が皆さん自身の内にあるからです。皆さん自身の金庫を開ける方法を学んでください。そのような財産を皆さんは受け継いでいます。世界に生まれてくるすべての人が至福という宝物を自分自身の意識のなかに携えて生まれてくるのです。
人生を楽しむことはすべての人にとって簡単なことです。そして、苦しむことはとても大変なことです。それはすべての人の体験です。ですから、楽しむ方向に向かわない手はありません。悟りの道、すなわち、膨大な知識の力、行動の力を所有する、そのような道を進んでいかない手はありません。
今時代の流れが変換しつつあります。夜の暗闇が終わりを告げようとしています。戦争につぐ戦争を繰り返してきたそのような暗黒の時代が終わりを告げようとしています。そして楽しむことのできる時代が訪れようとしています。」 ── マハリシ