超越瞑想-TMは、インド由来の伝統的な瞑想です。ヒマラヤでたいへん古い時代から実践され、伝えられてきたこの瞑想法を現代社会に広く普及した人物が、インド人のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーです。彼は世界中で数万人のTMの教師を養成し、今では世界各国に超越瞑想-TMを普及する組織があります。
たいへん古く、伝統的な瞑想であり、同時に非常にシンプルで簡単なこのTMというテクニックは、よりよい人生を生きたいと願うすべての人に役立つ、効果的な方法です。
ここでは、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーがTMについて述べた言葉をご紹介します。
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「私の教えは簡単な教えです。人生の全き善に近づく教えです。木の根に水をやれば、木のすべての面が生き生きとした緑色になることを私たちは知っています。このようにすべてのエネルギー、力、知識の源である真我の中へ深く潜っていけば、力や知識や幸福が望みのままに得られる、ということがインドでは知られています。木の根が、木の外側のすべての面のすべての生命エネルギーの源であるように、魂もまた個人の外側のすべての面のすべてのエネルギーの源なのです。
木には明らかに二つの面があります。外側と内側。内側の根(地下に隠れている部分)と木の外側の部分(地上にあらわれている部分)があります。生命にも明らかに二つの面があるようです。体と心、外側の体と、そして心があります。
木は、内側にある根と木の外側の部分でそのすべてができているのではありません。木の本当の生命になっているのは、根の周りの領域からやってくる樹液、すなわち養分です。それと同じように、体と、私たちの内側で機能しているように思われる心が、私たちが持っているすべてなのではありません。根がその養分を周りの領域から取り入れているように、心も、その養分、そのエネルギー、その知識、その幸福、その創造性を、心の周りの領域から取り入れています。そしてその心の周りとは、魂の超越的な領域、アートマン、超越意識、純粋意識です。
このように、もし根が周りの領域から、つまり木の超越的な領域からより多くの養分を取り入れ続けることができるならば、そしてそのすべてを体や環境といった外側に送り続けることができるならば、すべての社会関係や個人のすべての面があらゆる点で繁栄することでしょう。
さて、これは何も新しいことではありません。これは私たちが昔から知っていることです。私の教えで新しいと思われるのは、超越意識に接触することは簡単であるという点です。真我の中に飛び込んで、そのエネルギーと幸福と知識の大きな宝庫を探求することは、だれにでも容易にできることです。「簡単である」ということが新しいのです。
そして私が広めている超越瞑想は非常に科学的なものです。それは非常に系統的なものです。精神性を神秘主義の領域から現代科学の明るい昼間の光の中へと導きだしたのは、実にこの科学的、系統的である、ということなのです。
マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー