Research 科学的研究の紹介

TMの効果

TMの効果については、

過去40年間にわたって世界中の35ヶ国の200以上の大学や研究所で

600件以上の研究が行われてきました。

一つの対象がこれほど徹底的に調査されるのは、珍しいことです。

Heart and Mind 幸福ホルモンの
増加

「幸福ホルモン」や「ストレスホルモン」の変化の計測をとおして、心の幸福度の変化を知ることができるとされています。
TM中、体には一貫した生理的変化が起こります。例えば「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンは増加し、ストレスホルモンのコルチゾールや血漿(けっしょう)中の乳酸塩は減少するのです。TMの体験を何度も繰り返すと、ストレスホルモンの減少と幸福ホルモンの増加は定着し、TMをしていないときにもそれが続くようになります。

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Brain アルファー波の同調

脳は分業化されていますから、脳の部位ごとに異なる脳波が計測されても、それはおかしなことではありません。数センチ離れただけの前頭部の右と左であっても、通常、脳波の同調度は30%から40%くらいです。しかし、TM中に超越する(すなわち至福意識のとき)と同調度は90%以上になります。異なる部位の脳波のあいだに同調が見られるということは、それらの部位のあいだに結びつきがうまれ、連携して働きはじめるという可能性を示しています。
左図はアルファー波に同調が見られた各部位を赤い線で結んだものです。TM中は脳全体が赤い線で結ばれていますから、TM中に脳全体がヨーガ(統一)の状態となっているということ、そして部分部分が全体との連携を失うことなく機能するようになるということ、TMによってそのような可能性の高まることを示しています。     
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Body 心臓病患者の死亡・
心臓発作・脳卒中の
発症危険率

600件におよぶTMに関する科学的研究の多くは、超越の体験が健康にもたらす効果を証明しています。それはまた、私たちの体には大きな「治癒力」が備わっているということを裏付けるものでもあります。TMを実践することで、体はこの能力を発揮するために最も適した状態になるのです。
アメリカ心臓協会(American Heart Association)は、40年間にわたって血圧を下げるためのあらゆる代替的アプローチを調査してきました。そして2013年4月22日の文献レビューおよび科学的声明では、他の瞑想法との直接比較試験がほとんどないために他に比較してTMが優れていると断定することはできない、としながらも、TMを実施すると血圧は下がるという科学的根拠を示しています。同協会は心臓血管系疾患の予防手法として、TMを推薦レベル1の瞑想法としています。

左のグラフについて;心臓疾患者の方々にTMを導入したグループと健康教育を導入したグループの5年間の比較研究がなされました。TMグループの場合、死亡率、心臓発作、脳卒中の発症率が、全体として48%減少したとの結果が報告されました。サーキュレーション:カーディオバスキューラー・クオリティー&アウトカムズ誌,2012年
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Human Relations 家庭内問題の減少

心的外傷性ストレスの治療を受けている患者のうち、TMを学んだグループは3ヶ月後に家庭内問題の有意な減少を示しました。それに対して、心理療法を受けたグループは3ヶ月後も目立った変化はありませんでした。

もちろん、TMは職場や学校内での人間関係の改善にも役立ちます。

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